[解答5](ニ)

 定圧法(等摩擦損失法又は等圧法)とは、 全てのダクト1mあたりの摩擦損失
に同じ値を用いてダクト寸法を決定する方法である。
定圧法は、ダクトの単位摩擦損失Rが一定となるように、各部のダクト寸法を
決める方法である。この方法は静圧を基準とした方法であり、各吹出し口、吸
込み口の風量にアンバランスを生じやすいが、計算は比較的簡単である。
最初に設計条件としてRの値を決め、送風機からの経路が最も長い吹出し口、
吸込み口までの各部のダクト寸法は通過風量により決定し、その経路の静圧損
失を求める。次に他の吹出し口、吸込み口までの静圧損失が、先に求めた最長
経路の値と等しくなるように、部分的に加減すべき摩擦損失Rや局部抵抗損失
の値を検討し、各部のダクト寸法を決定する。